- 2026年8月18日
- 2026年8月24日
健診で血圧が高いと言われたら?高血圧の症状・原因・治療を医師が解説|新橋・汐留の伊原医院
健康診断で「血圧が高い」「高血圧の疑い」「要再検査」と指摘されたものの、特に症状がないため、そのままにしていませんか?
高血圧は、ほとんどの場合、自覚症状がありません。そのため「沈黙の病気」ともいわれ、知らないうちに血管へ負担がかかり、将来的な脳卒中、心筋梗塞、心不全、腎臓病などのリスクを高めることがあります。日本高血圧学会も、症状がないからといって高血圧を放置しないことの重要性を呼びかけています。
新橋・汐留エリアの伊原医院では、健康診断で血圧の異常を指摘された方の再検査や、高血圧の診断・治療を行っています。
高血圧とは?
一般に、診察室で測定した血圧が140/90mmHg以上の場合、高血圧が疑われます。
ただし、血圧は緊張、睡眠不足、運動、気温などでも変動します。「健診で一度高かった=すぐ高血圧」とは限りません。
そこで重要なのが家庭血圧です。自宅で朝・晩の血圧を記録することで、病院では高くなる「白衣高血圧」や、反対に病院では正常なのに自宅では高い「仮面高血圧」を見つける手がかりになります。
高血圧には症状がある?
高血圧の多くは無症状です。
血圧がかなり高くなると、頭痛、めまい、動悸などを感じることもありますが、「頭痛がないから大丈夫」と判断することはできません。
症状の有無ではなく、実際の血圧の数値を確認することが重要です。
高血圧の原因は?
高血圧には、遺伝的な体質に加えて、
- 塩分の多い食生活
- 肥満、運動不足
- 過度の飲酒
- 喫煙
- 睡眠不足やストレス
- 加齢
など、さまざまな要因が関係します。
一方で、腎臓病、ホルモン異常、睡眠時無呼吸症候群(SAS)など、別の病気が原因となって血圧が上がる「二次性高血圧」もあります。
特に、若いのに血圧が非常に高い、急に血圧が上がった、複数の薬を飲んでも下がらない、といった場合には原因を調べることが大切です。
高血圧の治療は?
まず基本となるのが生活習慣の改善です。
特に減塩は重要で、高血圧の方では食塩摂取量を1日6g未満にすることが推奨されています。適正体重の維持、運動、節酒、禁煙なども血圧管理に有効です。
それでも血圧が十分に下がらない場合や、脳・心臓・腎臓などのリスクが高い場合には、降圧薬による治療を検討します。
2025年に発表された日本高血圧学会の「高血圧管理・治療ガイドライン2025(JSH2025)」では、原則として年齢によらず、治療中の目標を診察室血圧130/80mmHg未満、家庭血圧125/75mmHg未満とする方針が示されました。実際には年齢、持病、体調などを考慮して一人ひとりに適した目標を設定します。
健診で血圧が高かったらどうする?
健診で高血圧を指摘された場合は、まず自宅でも血圧を測ってみましょう。上腕式血圧計を使用し、朝は起床後、夜は就寝前など、できるだけ同じ条件で記録すると診察時に役立ちます。
医療機関では家庭血圧を確認するとともに、必要に応じて血液検査、尿検査、心電図などを行い、高血圧による臓器への影響や、ほかの病気が隠れていないかを調べます。
よくあるご質問(Q&A)
Q.健診で1回だけ血圧が高かったのですが、受診した方がよいですか?
A.1回の測定だけで高血圧と確定するわけではありません。ただし、繰り返し140/90mmHg以上になる場合などは、一度医療機関でご相談ください。
Q.症状がなくても治療が必要ですか?
A.はい。高血圧は症状がないまま進行することが多いため、将来の脳卒中や心臓・腎臓の病気を予防することが治療の大きな目的です。
Q.薬は一度始めると一生飲むのでしょうか?
A.必ずしもそうとは限りません。体重減少や減塩などによって血圧が改善し、医師の判断で薬を減量できる場合もあります。自己判断で中止せずご相談ください。
健診で血圧を指摘された方は伊原医院へご相談ください
高血圧は、早く気づき、適切に管理することが将来の病気の予防につながります。
新橋・汐留・港区周辺で、健康診断の「血圧高値」「高血圧疑い」「要再検査」を指摘された方は、伊原医院までお気軽にご相談ください。症状がなくても、まず現在の血圧を正しく把握することから始めましょう。
本記事は日本高血圧学会「高血圧管理・治療ガイドライン2025(JSH2025)」を踏まえて作成・監修しております。

この記事の監修者

医療法人社団優春会伊原医院 理事長
山下 理比路
- 医師/医学博士
- 日本集中治療医学会 集中治療専門医
- 日本医師会認定 産業医
- 日本内科学会 正会員
- 日本循環器学会 正会員
- 日本医師会「かかりつけ医機能報告制度にかかる研修」修了
